感染していないとはいいきれない? | C型肝炎専門ドクター【症状・対策・感染経路・予防・治療に関する情報】

感染していないとはいいきれない?

薬害C型肝炎についてのニュースが、世間を騒がせています。
ウイルスに侵された血液からつくられた、血液製剤が原因で、1万人以上もの人々がC型肝炎に感染してしまったのです。

血液製剤であるフィブリノゲンは、出産や手術などで大量の出血をした人に投与する止血剤です。
現在でも使用されていますが、平成6年以前の薬剤では、肝炎ウイルスの入った血液を原料にした血液製剤が使われていたとして、薬害肝炎が問題となりました。

しきりと話題になっているC型肝炎ですが、自分とは関係ないと思っていませんか?
確かに、普通の生活をしているなかでは、もし患者さんや感染している方と接触があっても、感染することはほぼありえません。
しかし、昔手術などをしたことがある人で、フィブリノゲンを投与されていたことを本人が知らず、たまたまC型肝炎の検査を受けてみたら陽性だった、ということもあるのです。
近頃では検査などの技術がすすみ、ほとんど危険はありませんが、以前は輸血に使われた血液がウイルスに汚染されていた場合もあったといわれています。
さすがに輸血を受けたことは記憶にあるかもしれませんが…
知らずに危険な止血剤を投与されていたとしても、自分ではいまではわからないかもしれないのです。

今回の薬害肝炎救済法案の可決にあたって、国から、フィブリノゲンを納品していた医療機関名の発表があり、検査を受けましょうとの呼びかけが行われました。
このリストにある医療機関で手術や出産をした人はもちろんですが、その他の病院でも、思い当たることのある人は、ぜひ一度検査を受けてください。
保健所で無料の検査を受けることができます。

知らない間に病気に感染していて、放置していたとしたら恐ろしいことです。
積極的に検査を受けることが、自分の身を守ることにつながります。
感染のこころあたりがない人も、健康管理の一環として、定期的に検査しておくのもいいでしょうね。

カテゴリ: C型肝炎の検査

トラックバック

この記事のトラックバックURL:

まだトラックバックがありません。

« 遠い薬害C型肝炎全員救済

C型肝炎治療は医師との二人三脚 »